フィギュアを乗っけて台座に固定して、完成です! 小さな戦車から体をにょきにょき乗り出す乗員、他の車両が掘り返してどろどろになった地面を行く軽戦車という、頭の中にあった絵が形にできて自分的には大満足です。
もう眺めながらにやにやしてしまいます。しかも定価700円の模型でここまで遊べるとは、プラモデル作りはとてもコストパフォーマンスのよい趣味だと思います(塗料や台座でその数倍かかっていますが)
地面をどろどろのツヤ具合に、車体を半ツヤに、フィギュアをマットにしあげてツヤのコントラストを出したいと考えておりましたが、車体が結構マットですね。アクリジョンのクリアーとつや消しクリアーを半々に混ぜたのですが、もうすこしクリアーお目でもよかったかも。
デカールの周囲の段差は、貼った後と最後に二回クリアーをかけているのでほとんど気になりません。
後ろから見るとこんな感じ。本当はもっと轍を残したかったんですが、ミラコンを扱うのが初めてと言うこともあり、いまいちな結果に終わってしまいました。まあこの辺は経験値の浅さが出たと言うことでしょうか。
OVMの木部はファレホの新木色です。鉄部はアクリジョンの黒+フラットベースに、タミヤウェザリングマスターのガンメタルとシルバーで仕上げています。
台座全体だとこんな感じ。水性ニスのオークを4回ほど重ね塗りしました。
よく見ると刷毛目が出ていてかっこわるいですね。地面の泥部分との色がほとんど同じであまりぱっとしません。違った色を使うか、マットな仕上げにするなどして地面との差を出した方がベターだったかもしれません。
地面部分はウェットックリアーの厚塗りで。エポキシ接着剤を流し込むことも考えたのですが、自分としてはコレで充分泥だらけ表現ができたと思います。
地図を見つめる車長。フィギュアの顔は、アクリジョンのフレッシュをベースに、ファレホパンツァーエースの肌色、ハイライト色、陰色で塗装。赤みはマゼンタで、ひげの青みはアンドレアブルーを加えて表現しています。
タンカージャケットはアクリジョンのダークイエロー+白1対1を基本に、陰になる部分にダークイエロー単色を薄く何回も塗り重ねています。
すぐ乾くように、水+エタノール1対1溶液を溶剤として筆塗りしましたが、まあめんどくさい。本当はエナメルを使いたいのですが、無臭モデリングなのでその選択肢はありません。
臭くない、そしてすぐ乾くというアクリジョンの特性を活かして、もうちょっと便利な塗装ができないものかどうか、研究が必要ですね。少なくとも「●●で溶いてから数十回塗り重ねます」といった技法は現実的ではないような気がします。
地図はキットの説明書から切り抜いて、薄いコーヒーに浸してアンバーな色調に仕上げています。真っ白だと浮いてしまいますからね。
前方機銃手兼無線係は、一番階級が下なのにたばこを手に偉そうです。右腕を肘のところで切り離して角度をつけてエポパテをつかって再接着し、喫煙ポーズに。たばこは0.5ミリ真鍮線です。
各乗員のゴーグルには、それぞれストラップを追加しました。マスキングテープを二重にして細く切り、貼り付けて色を塗っただけです。
まだ積みプラがあるんですよね。次は何にしようかな。