履帯の乾燥が終わって、C組み成功! ごらんのようにしっかり接着されています。起動輪を接着していないのは、最後の微調整のため。
乾燥時間は24時間ほどです。指で触ってしっかり固定されているのが確認できたため、恐る恐るはずしたところです。
やや左右の履帯で、上部の垂れ下がり具合が異なりますが、まあ実車でもぴったり同じにはならないだろうと前向きに考えておきます。
履帯をもう一度組み付けて、車体上部を乗っけるとだいぶ戦車らしくなってきました。あ、突撃砲だから戦車ではありませんね、
こうしてみると車体から履帯がはみ出ていて、オーバーフェンダーの乗用車のような迫力があります。いいぞヴィンターケッテ。
東部戦線について書かれた本を読むと、道路の舗装化が進んでいないロシアでは雪解けによって道が泥濘で覆われ、履帯が狭く接地面積の小さいドイツ戦車は行動に苦労した、一方で広い履帯を採用したT-34は動きを制限されることがなく……というような表現を読むことがありますが、年がら年中ヴィンターケッテを装着していればよかったのでは?と思ってしまいます。
注意しなければいけないと思ったのが、前部と後部の装甲板の接着。きちんと仮組みして位置を出してから接着するようにしましょう。ガイドはないので、ヘタに現物合わせで固定してしまうと、あとでバスタブ構造の車体下部と上部を合体させるときに合わなくなってしまいます。 自分もいったん固定した後に上部と下部を合わせてみて、あら、合わないと気づきました。接着したパーツの合わせ目にカッターナイフの刃を入れて、位置を改めて出し直して再び接着しました。
車体上下の組み合わせに大きく影響するのが、この車体後部装甲板のパーツです。とくにダボ穴などは開いていなくて、面と面で接着するので位置決めに苦労します。車体パーツと上揃えで接着しておくと、車体上下の組み合わせで苦労することがないと思います。
こういう苦労は、できればあまりしたくないですね。パチンパチンと組めてしまうガンプラとまでは言いませんが、組み立ての説明はなるべく分かりやすくしてほしいですし、パーティングラインや押し出しピン跡はなるべく表に出ない部分になってほしいと思います。
最近のキットはだいぶその辺をクリアしているらしいので、積みプラ解消の際にはブランニューなキットを気持ちよく組み上げる快感を味わってみたいと思うのです。