Peterbilt358
始まりはATS
パソコンでゲームするのが好きです。PCゲーというやつです。家にはニンテンドースイッチもあるのですが子供たちが使っていることが多いのと、リビングのテレビを長い時間占領していると「なぜお前が……」という態度を取られることが多いので、自分のPCでゲームしています。好きなジャンルはシミュレーターです。狩猟シミュレーター、フライトシミュレータ、トラックシミュレーターなど。
最近ハマっているのがAmerican Truck Simulatorという、そのものズバリのタイトルで、どういうゲームかというと、ひたすら単調な直線道路が続くアメリカのハイウェイを、80年代ポップス専門のラジオを聞きながら荷物を運ぶゲームです。
AMAZONで間違って購入する
アメリカのトラックは、エンジンの上にキャビンが乗っているキャブオーバー型ではなくて、ボンネット型。ゲームの中に登場するケンワースW900というトラックがかっちょいいので、プラモデルを作ろうと思ったら高い。1万5000円くらいする。なぜだ。あれ、こっちは5,500円だ。こっちを買おう、クリック。到着、開封。ケンワースじゃなくてPeterbilt358だった。むしろこっちのほうがかっこいい。ということで本キットを制作することになりました。
リンク先はKenworthW900です。
でかい。サフ1缶使い切るくらいでかい
箱でかい。マスターグレードのモビルアーマーの外箱くらい。でもパーツ数は5分の1くらい。キャビンが1パーツ。でかい。シャシーも1パーツ。でかい。
もともとはメッキパーツ、ボディパーツ、シャシーパーツそれぞれ色がついていて、スナップフィットで組めるキットだったのではないかと推察。でも現在は、乳白色のバージンプラ一色で塗装必須。
プラスチックの透明度が高いので、サーフェイサーを使用しました。無臭モデリングをうたっていますが、このときだけはスプレー缶を使って屋外でランナーごとサフ塗装。サフ1缶使い切りました。
サフとトップコート以外は筆塗り
色は赤がいい!真っ赤なトラックがいい!と思ったので、アクリジョンのベースレッド筆塗り→水性ホビーカラーのモンザレッドを筆塗り→タミヤカラーのクリアーを屋外でスプレー塗装。シャシーはアクリジョンの黒鉄色筆塗り。このキットのためにでかい平筆を2本買いました。
メッキパーツの凹部には、Mr.ウェザリングカラーのマルチブラックを塗りたくっております。ボンネットは前に倒せてエンジンにアクセス可能です。ボンネット型トラックって構造がシンプルだな。キャビン後方にはスリーパー(寝るところ)もある。枕もある。日本の軽自動車で車中泊とか、アメリカントラックを見たらなんじゃそりゃって感じだな。
将来の大型免許取得を決意する
完成した感想は「でかい!」。キャビン内側のパーツや、ボンネットの内側もしっかり塗装する必要はあるが、複雑な色分けはないので手間はかからない。で、ゴム製タイヤとかメッキとか組み付けていくとどんどん解像度が上がっていってテンション上がる。そしてでかい。このスケールなら実際にエンジンがかかってもおかしくない。そして本キットはトレーラ部分だけなので、何かを牽引させたくなる。むしろ大型免許、けん引免許を取りたくなる。そんなキットです。ああ楽しい。
そしてAmerican Truck Simulatorのプレイヤーには、本キットとほぼ同じPeterbilt359のMODを作ってくれた神様のような人がいる。プラモデルを慈しんだあとは、ゲームの中で実際に運転できる。むちゃくちゃ楽しい。超大金持ちだったら実車をアメリカから輸入したい。難しいから、大型免許を取得してこのトラックを営業車両にしている会社にドライバーとして入社したい。そんなことを感じさせるキットでした。終わり。
でかくて撮影ボックスからはみ出す。