人生の価値観の大半は、80年代にサンライズ制作ロボットアニメを見ることで培いました。
ガンダムに始まりイデオン、ボトムズ、ザブングル、ダンバイン、レイズナー、ガリアン、ダグラム、バイファム。あとなんだ。エルガイム。違うの混じっていたらごめんなさい。ムで終わるやつがおおいな。40年たってからも新しい発見がありますね。
どれもこれも個性的な作品です。そんでもってロボットアニメだからロボットが半分主人公みたいなもの。それぞれ特徴あるロボットたちが登場するわけですが、中でも個人的に印象に残っているのがザブングルに出てくる雑魚メカです。
ザブングルは、なんだろう西部劇+SF+重機みたいな世界観。ロボットはレシプロエンジン的な内燃機関で駆動。操作は自動車のような円形のハンドルだったりする。作業用っぽい無骨なロボットたちは、「こいつ……動くぞ!」とかじゃなくて「乗らなければ帰れ」とかいう汎用人形決戦兵器とかでもなく、なんかエンジン直結したら速攻盗めて原付免許あれば(なくても)運転できる的な身近さが魅力だったりするわけです。
とくにお気に入りなのがトラッドイレブンタイプです。こいつはコクピットがまるっきり重機の操縦席。コマツやキャタピラーといった、重機メーカーのロゴが似合うスタイリング。ガンダムはV作戦のマニュアル片手にロボットオタクだったアムロ・レイでなければ動かせなかったかもしれないけれど、トラッドイレブンならオレでも座学2時間実地2時間くらいで動かせそう。
そんなトラッドイレブンは、プラモデルのパッケージアートがとてつもなくかっこいいことが一部有識者の間で知られています。この場合の有識者とは筆者個人を指す。個人だから「の間で」という表現が不適切ですが、そこはお詫びして訂正するということでなんとかなりませんかね。
プラモデルは100分の1と、144分の1のウォーカーマシン3種セットが発売されています。両方とも2005年にバンダイから再販されているようです。16年前か。
この度、近所の建設現場で重機が働いている様子を見て、トラッドイレブンのことを思い出し、2つのキットを購入いたしました。
トラッドイレブンの方は、なぜかシュリンクパックされて送られてきた。これは開けられない……組み立てるならもう一個買わねば、という気持ちになります。
あまりにパッケージアートがかっこいいので、パソコンの壁紙用に加工しました。
た、たまらんなー。
製作記はまた後日。